10年後に何してる? ~ 働き方のイノベーション ~
こんにちは、バンブー社長です。
今回は「10年後に何してる?」というテーマです。
私は、大学生の時はHIP HOP DJでした。笑
就職活動もせず、大学卒業時には一生遊んで暮らす事を心に誓っていました。
前回コラムの横溝部長とは、真逆のダメ人間です。(><)
子供を授かった事をきっかけに、
真人間に生まれ変わる事を決心してから、
十数年間のサラリーマン経験を経て起業したのが現在です。
そして、建築のケの字も知らなかった私が
建築コンサルの会社を立ち上げるなんて想像もできませんでした。
私が起業した一番の理由は「もっと色々な事に挑戦したいから」です。
ですので、もはや10年後に自分が何をしているか?は1㎜グラムも想像ができません。
ただ、「楽しみにしている」という事は自信を持って言えます!
皆さんは、10年後の自分が想像できますか?
10年後の世の中ってどう変わっているのですかね?
私は、色々な人が想像した10年後の未来の話を聞くのが凄く好きです。
常識の変化
ここで、私が以前からよく使う数値データを紹介させて下さい。
「5000万人ユーザー獲得までの期間」という記事の引用です。
飛行機 / 68年
自動車 / 62年
テレビ / 22年
ATM / 18年
Youtube / 4年
Facebook / 3年
ポケモンGO / 19日
時代の変化のスピードが非常に分かりやすいデータですね。
もっと言えば、
狩猟の時代からの農業革命には数百年かかりました。
ヨーロッパで生まれた産業革命は数十年かかりました。
そして、IT革命は数年で世の中を変えました。
なるほど、だいたい10倍にスピードUPするのかもしれませんね。
私たちは常にポケモンGOのような
イノベーションの渦に巻き込まれて生きています。
※革命はレボリューションですので、同義ではありません。
イノベーションのジレンマ
イノベーションのジレンマとして
「タクシーの運転手さんが自動運転に職を奪われる」なんて、よく言われる話ですよね。
「現状」 ⇒ 「全廃」
このような<スタート ⇒ ゴール>で捉えると、
常に流動的な現代の感性を持つのが難しくなってしまいます。
それは、なぜか?
なぜならば
イノベーションとは、
例えば自動運転技術といった
「技術革新」と同義ではないからです。
テクノロジーの進歩が「社会的革新」(経済や生活のシステムへの浸透)となる事で、
その革新は、事後的にイノベーションとなります。
つまり、イノベーションにもタイムラグがあり、
重要なのは、その移行期間中に柔軟なビジネスを実施することだと思います。
タクシー料金構造の変化
運転手:100
⇒運転手:80 / 自動運転の開発:20 / ソフトウエアの運営:0 構想段階
⇒運転手:60 / 自動運転の開発:技術的革新 / ソフトウエアの運営:40 トライアル
⇒運転手:全廃 / 自動運転の開発:確立技術 / ソフトウエアの運営:100 社会的革新
(燃料もパテントも無視した、超抽象的なイメージです)
ここで、SPINNA BAMBOOのビジネスに視点を変えてみます。
タクシー運転手 ⇒ オフィスはいらない
ソフトウエアの運営会社 ⇒ オフィスが必要
おお、オフィスづくりの需要は増えた事になりますね。
そして、そこに必要な機能はITエンジニアの生産性向上だと想像する事ができます。
※もちろん実際は、こんなに短絡的に考えてないですよ。笑
時代の移行期間に生きている
私たちは、ずー-っと、
この移行期間の荒波の中で仕事しなければなりません。
平均寿命が10年延びれば、
7年長く働かなければならない。というデータがあります。
一方で、ベーシックインカムが試験的に導入されている国もあります。
「働く」とは、人間が生きていく為の過酷な戦場になるのか?
もしくは、労働から解放された人間の仕事はクリエイティブなものに限定され、
それは優秀な人材にのみ与えられる特権になるのか?
そんな極端な二元論にだって、
現時点で明確な回答を導ける人はいないでしょう。
それならば、
信念にもとづいて行動する。
あとは、その結果を楽しみにする。
そうやって次の10年にトライしていくしかない。
というのが、私の持論です。
今回も、読んで頂いてありがとうございました。
<追伸>
皆さんは、シンギュラリティが楽しみですか?怖いですか?
私は、 楽しみ30% / 実はちょっと怖い70% です。(笑)
興味がありましたら、関連コラムも読んで下さい。^^
新村裕介
株式会社SPINNA BAMBOO 代表取締役
飲食店の調理師、店舗の工事会社、大手不動産系列の建築デザイン会社、大手什器メーカーのPM部門を経て、
2022年8月 株式会社SPINNA BAMBOOを設立。
ブランドショップの工事担当から、オフィスづくりの法人営業、ビル改修のコンストラクションマネージャー、
総予算100億円を超えるオフィス移転のプロジェクトマネージャーまで、多種多様な実績を積んできました。
この長年の経験を活かして、常にプロジェクトの入口から出口までの一気通貫した全体視野を持ちながらも
それぞれのステージに必要な役割に特化した、専門性の高いパフォーマンスを発揮します。
また、某大手IT企業での総務マネージャー経験もある為、インハウスの目線で課題を掴む事も得意です。
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- 10年後に何してる? ~ 働き方のイノベーション ~5000万人ユーザー獲得までの期間は、飛行機が68年、テレビが22年、YouTubeは4年、そしてポケモンGOは19日です。