Don't think! Move! ~ハイブリッド時代の処世術~


こんにちは、バンブー社長です。
今回は、コクヨ株式会社の嶋倉さんに執筆頂いたコラムを紹介します。
個人的にも凄く好みの内容でした。 ぜひ、ご覧下さい!
ハイブリッドワークの実験場 コクヨ「OPEN LAB.」
みなさん、こんにちは。
コクヨの嶋倉と申します。
簡単に自己紹介いたしますと、
新卒でコクヨ入社後、15年ほど法人営業に携わったのち、経営企画本部に異動となり、新規事業の種を探索する活動に従事。
現在は「OPEN LAB.」という企業横断型の実証実験を行うラボ施設のリーダーを任されております。
「OPEN LAB.」は2021年にリニューアルオープンしたコクヨの東京品川オフィス「THE CAMPUS」の2階に位置しています。
通常は何重ものセキュリティの奥にあるLAB施設ですが、OPEN LAB.はだれでも自由に立ち寄ることができる街に開かれた実験場です。
昨年のコクヨフェアにおける企画展示リニューアルに合わせ、これまでの取り組み内容をまとめたwebサイトも開設いたしました。
https://www.kokuyo.co.jp/openlab/
ラボ全体を通じての取り組みテーマ、それはずばり「ハイブリッドワーク」です。
ハイブリッドといっても、様々な切り口があります。
ハイブリッドワーク
◆_ リモートワークとリアル出社のハイブリッド
◆_ バーチャルオフィスとリアルオフィスの場所ハイブリッド
◆_ 半分が会議室にいて、残りがオンラインという会議のハイブリッド
さらに、リモートワークに対するポリシーも企業や業態によって異なり、
テクノロジー面での変動要素も大きく、まだこれという解決策がないというのが正直なところです。
以上のことから言えるのは、「ハイブリッドワークはとにかく難しい」ということです。
簡単に答えを導けるものではありません。
チーム内での議論を重ねたところ、
「解決策がないならこそ、まずはみんなでいろいろ試してしまおう」という発想にいたり、
それがそのままOPEN LAB.における企業横断型の実験場というコンセプトとなりました。
このコンセプトに賛同してくれる企業も多く、
逆転の発想でなんとか乗り越えられそうだと思ったのもつかの間、
経営側より「未来の未充足ニーズをどう解決するか」というお題が与えられました。
現時点からの予測(フォアキャスト)だけでなく、未来からのバックキャストの思考法でも取り組むべきというものです。
こうなると場所の分散化だけでなく、
社会環境変化にともなう人の思考の変化予測などの「軸」がたくさんでてきて、課題の複雑さは増す一方でした。
ハイブリッド時代の処世術
チームで議論を進めていっても、
正直行き詰まることも多くなってきたとき、
思い切って以下のように思考を切り変えました。
「Don't think!Move!」
これは、わからないものはわからないと逆に胸をはり、
悩んでいる暇があったら動こうという意味で、ブルース・リーの名セリフ Don't think!Feelをもじっての合言葉です。
効果はありました。
まず、偶然の出会いが増えます。
メンバーには当初なかなか伝わらなかったのですが、
行き詰まり、悩んだあげくなか、それでも動くことを心掛け、
なんとなく入った展示会で出会う新技術とか、いくつかの奇跡的な出会い体験を通じて、
その重要性はチームでも認識されるようになってきました。
わからないなら、とりあえず動く。
これは、15年の営業生活で培った思考方法といえます。
例えば、アポなしの飛び込み営業。
冷静に確率論から考えるとありえないことですが、
実際に案件獲得となった経験談は営業であればいくつか持っているはずです。
実務をやっているときは、わからないものですが、
振り返って考えると何かに導かれているとしか思えない「出会いの奇跡」だったなと思うことが多々ありました。
ポイントは事前に考えすぎないこと。
チャンスを得たら素早く動くことが必要となりますが、それまでは考えずにただただ動く。
営業に限らず、どの新規の取り組みでも必要な姿勢だと思います。
無思考の行動にチャンスは到来するものです。
さらにこのことは、
ハイブリッドワークにおけるもう一つの課題であるメンタルの問題にも効果があると思います。
それは、不安を取り除く効果です。
家で仕事をしているとき、一人悩んでいると、思わぬ方向へ思考が進んでしまうこともあります。
まさに頭の中が漏電しているかのよう。このようなときも「Don't think!Move!」です。
2022年の8月にバーチャルオフィスのoVice社と業務提携を発表しましたが、
両者の背後にはこういったハイブリッドワークにおける不安の解消という共通のテーマがありました。
在宅ワークでもできる軽いホウレンソウ、1分間ミーティングなどなど、
バーチャルオフィスを通じて新たなスタイルが見いだされつつあります。
これらは身体の動きを生み、頭の漏電を防ぐことが可能となります。
以上が、「Don't think!Move!」の主な効果です。
先行きの見えない、不安の大きいハイブリッド時代の処世術として、
みなさんも、どうかご参考にいただければ幸いです。
では、最後に一緒にご唱和ください!
Don't think! Move!

嶋倉 幸平
2002年 コクヨ株式会社に新卒入社
15年間 オフィス構築部門の法人営業に従事 2009年に年間1位獲得
2014年 社内表彰「モストイノベーティブパーソン」受賞
2017年 事業開発センターへ異動し、以来新規事業に携わる
2021年 経営企画本部イノベーションセンターにてオープンラボをたちあげる
現在はラボのグループリーダーとして企業横断型での社会課題の解決を模索する日々を送る
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